セルフケアの新時代: 自宅で出来るLEDマスク美顔器の仕組み

2020年以降、ますます自宅でのスキンケアとしてのLED美顔器の利用が増えています。季節の変わり目や、マスクによる肌トラブルなんかも多いですよね。この記事では、LED美顔器の仕組みと、その効果について解説していきます。

LED美顔器の仕組み

LEDは、波長によって光線の届く深さが違います。380nm(ナノメートル)から780nm(ナノメートル)のLEDが肌の異なる層に作用し、シミ・しわの減少、ニキビの鎮静、ハリやキメを整えるなど様々な効果があります。ここでは代表的な3色の波長について深堀します。

①青色LED:肌環境を整える
青色LEDは、最も波長が短いため、表皮に近いところで反射、散乱します。アクネ菌の殺菌に効果があり、ニキビや肌荒れが気になる時にオススメです。また、皮脂の分泌を抑え毛穴を引き締める作用も期待できるので、肌のテカリや毛穴の開きが気になる方にもオススメです。

②黄色LED:メラニンの分解を促進
黄色LEDは、波長が長いため、皮膚組織の奥にある真皮層まで届きます。そのため、角質層のターンオーバーを正常に戻し、肌細胞が生まれ変わります。古い角質やメラニンがスムーズに排出されることで、シミやくすみの改善効果が期待できます。

③赤色LED:ハリやキメを整える
赤色LEDは波長が最も長く、真皮層内部にまで届きます。真皮層にはコラーゲンやエラスチンを生成する『線維芽細胞』が存在しており、肌のハリや弾力を保っています。それらを活性化させることで、シワやたるみの改善、ハリやキメの促進が期待できます。


これらの効果に加え、ハンディタイプではなくマスク型の美顔器であれば、肌に直接触れずにサロンのようなフォトセラピーを体感出来るのでオススメです。使用する際には、洗顔しておく事、十分な保湿をする事、使用後もケアをする事など注意点もありますが、正しい使い方をすれば、頼もしいデバイスとなるでしょう。美顔器を持ってる方も持っていない方も、気になる方はぜひ日々のスキンケアやルーティン取り入れてみては?